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ケーキ製造工場の事例

「自社スタッフで衛生管理業務を行っているが、製品検査で菌が検出され製品が出荷停止となった」

食品工場
地域:
千葉県
従業員数:
250名
サービス:
バックステージサービス

自社スタッフによる衛生管理作業にもかかわらず、製品検査で大腸菌が検出され、出荷停止に。

カビや残渣の蓄積も見られ、衛生管理に限界が生じていました。

当社は衛生作業の見直しと管理システムの構築を実施し、計画的な洗浄と人員配置で清浄度を大幅に改善。

人員効率も向上し、製品トラブルの再発防止と安定的な製造体制の確立を実現しました。

ケーキ製造工場の様子

課題

千葉県内にあるケーキ製造工場。毎日の洗浄作業は自社社員と派遣社員で行っていたが、工程検査でたびたびクリームなどから大腸菌などが検出された。また、充填機などの内部で、カビや残渣堆積が発生していた。自社スタッフに衛生作業の徹底を再三教育・指示したが、状況は改善されなかった。

下向き矢印

取り組み

製造室のライン洗浄一式をアウトソーシング契約で受注した。衛生作業の作業手順と作業計画を全て見直し、PDCAサイクルマネジメントに基づくマネジメントシステムを構築した。
また、毎日の衛生作業だけでは十分に対応できない範囲は、週・月単位のメンテナンス計画を作成し、製造室内全体の衛生環境の計画的な維持を行なった。

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結果

製品検査での細菌汚染指摘などの問題は解消された。また、製造機器類や室内環境のカビや残渣堆積の問題も解決し、製造環境の衛生状況は大きく改善された。
さらに、自社作業を行っていた時は、1日あたり13人以上で作業していたが、1日10人以下で安定した作業が行われるようになり、コスト効率も大きく改善された。

SOCS担当者のコメント

戦略的な衛生管理。アウトソーシングが生産性を高める理由

工場の衛生管理は自社で行った方が安上がりとの考えもありますが、必ずしも、自社で行った方が安いとは限りません。直接人件費だけで比較すると、自社で行った方が安上がりに思えますが、実際には、その他に採用費、教育費などの費用が必要です。そして何よりも、衛星管理を自社で行った場合、担当スタッフへの教育訓練などが十分に行えず、製造環境の衛生状態を必要なレベルに維持することが困難になることもあります。
どのような「結果(=衛生環境)」を達成させるのか、明確な基準を取り決めてアウトソーシングを活用することで、衛生環境を維持・向上させることができるだけでなく、重要な自社スタッフを生産活動に集中させることで、生産効率を向上させることも可能になります。

担当者の画像
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